29朱色(しゅいろ)
硫化水素を主成分とする顔料

朱色は緑青色(ろくしょういろ)等とともに、
キトラ古墳や高松塚古墳の壁画にも用いられた
日本最古の顔料の一つと言える。

朱は辰砂(しんしゃ)をすり潰して得られる。
また、辰砂は精製すると水銀が得られる。
この辰砂は日本国中に分布しているが、
奈良県や三重県の鉱山が著名である。

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